門前仲町の歯医者 子供の予防治療も行ってます ~フロス編~

当院ではお子さんの予防、治療も行っております。

今回はデンタルフロスについてお話をさせて頂きます。お子さんの仕上げ磨きの時にデンタルフロスを使用していますか?もちろん使っているという方もいらっしゃれば、ものが挟まったときにしか使っていないというご家庭もあるかと思います。平成28年度歯科疾患実態調査から低年齢の歯間部清掃の調査がようやく始まりました。10代での歯間部清掃を行っている割合が低いようです。

また、小学生1~6年生の調査を行った最近の論文がありました。

日常的にフロスを使用しているのは18.4%という数値でした。非常に低いものだと考えます。歯と歯がくっついている部分やそのつけ根の部分はフロスでなければ清掃することができません。虫歯歯肉炎予防のために必ず毎日デンタルフロスを使用して下さい。この論文のアンケートから、フロスを使用するきっかけの1位が歯科医療関係者からのすすめ2位が自分が、あるいは家族が使用していたからとの記述がありました。フロスを使用するきっかけや気づきをもっと歯科医院が積極的に行わないといけません。

また同時に、保護者が管理する幼児期から低学年ころまでにデンタルフロスの使用習慣が定着できるかが大切なことだと考えます。忙しい日常で子供の仕上げ磨き、フロスを行うのは非常に大変なのはよく分かります。しかしお子さんの歯を守れるのは毎日の親御さんの歯磨きやフロスです。仕上げ磨きから本人のみの歯ブラシになった時に子供が自発的にフロスを使用するようになれるためにも一緒に頑張りましょう。

 

参考文献小児歯科学雑誌57 巻 (2019) 1 号

学童期における口腔清掃環境とデンタルフロスの使用状況

 

 

 

投稿日:2020年6月15日