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義歯(入れ歯について)

残念なことに歯がなくなってしまった場合には補綴(ほてつ)、人工のもので補うことになります。義歯(いれば)、ブリッジ、インプラントの3種類が基本だと思いますが今回は入れ歯についてお話をしたいと思います。

写真の入れ歯は副院長の学生時代の実習で作成した入れ歯です。

人工の歯と歯茎、歯にひっかけるバネで作られているのが入れ歯です。良いところは・歯を削ることはあまりない。・入れ歯が嫌になったら他の手法に変えることができる・保険の治療もあるので安価である。可撤式(取り外し)なので外して自分で洗浄したりメンテナンスが行える 嫌な点は・本来の噛む力と同じようには噛めない。・バネのかかる歯に負担がかかりすぎる場合がある。可撤式(取り外し)のため紛失することがある。・違和感がある

当院では入れ歯を作成する順として型どり→精密な型どり→嚙合わせどり→試適→お渡しの計5回あればおつくりすることが可能です。保険のものでも十分ではあるとは考えますがより薄く、違和感が少なく温度を伝えやすいのでお食事がおいしくなる金属床のものや、ばねが金属ではなく歯肉と同じで色の他の方に気がつかれにくい自費のものもございます。

今お使いの入れ歯が合わない、痛くて噛めない等の問題でも当院でもちろん受診可能です。お気軽にお問い合わせください。

投稿日:2020年6月8日

サージカルガイド

当院ではインプラント手術においてはサージカルガイドを使用しております。

CT上でインプラントを埋入したい部位をシミュレーションし、方向や深さが決定したらこのようなマウスピースのようなサージカルガイドを作成します。固定されインプラントを埋入したい部位に穴があるのでその部位に埋入すると理想の部位にインプラントを埋入することができるというものです。フリーハンドで埋入を行うと、想定していない方向に入れてしまったり最悪は事故につながりかねません。安心安全な治療のためには欠かせないものだと考えます。入れ歯、ブリッジ、インプラントについてご相談事がありましたら院長までお気軽にご相談下さい。

投稿日:2020年6月3日

インプラント

可能な限り保存に努め極力抜かないようにしているのですが、歯が破折していたりあまりにも大きな虫歯で残念ながら抜歯をせざるを得ない時があります。入れ歯、ブリッジ、インプラントで無くなった歯をもどしていくのですがそれぞれの治療法で利点と欠点あります。どの治療法を患者さんが選択してもご提供できるようにしております。その中のインプラント治療についてお話をしたいと思います。

当院では京セラのインプラントを使用しております。

生体親和性も高く埋入後の力の分散等がしっかりと計算されています。まず信頼のおけるインプラント体を使用することが大切なことだと考えています。治療をご希望されたらCT撮影を行い三次元的に骨や血管・神経を可視化して、インプラント治療が可能か診断させて頂きます。次にインプラントが埋入可能であれば埋入する方向をCTでシミュレーション致します。続きは次のガイドシステムでお話させて下さい。

投稿日:2020年6月3日

新型コロナウイルスを含む当院の感染症対策について ④

歯科医院というのは患者様からの感染リスクが高い業種です。そのため、スタンダードプリコーションというものを行っております。(歯科医も患者さんも全員が感染者であり、全ての血液及び全ての体液排出物および分泌物(汗を除く)損傷のある皮膚粘膜は感染性物質であると仮定して対策をするという考えです)

しかし、今回の新型コロナウィルスはエアロゾル(気体中に浮遊する小さな液体または固体の粒子と周囲の気体の混ざったもの)でも感染リスクがあると言われています。そこで、スタンダードプリコーションに加えて当院では以下の対策を行なっています。

・患者様の人数を制限し、治療の前後に滅菌・消毒の時間を設けています。

・発熱があったり、風邪症状がある場合は、ご予約をお取り直しさせて頂きます。

・診療の前に手指のアルコール消毒をお願い致します。また0.2%のポビドンヨード(イソジンの成分です)洗口していただいてから治療を開始しています。ADAというアメリカ歯科医師会のガイドラインによると、これらの洗口剤で唾液中の新型コロナウィルスを不活化できるとされているため、エアロゾル中にウィルスが感染力のある状態で浮遊することをなるべく防ぎます。

・歯や材料を削る処置を行う場合には、5倍速エンジンを使用し唾液をエアロゾル化させることを可及的に防ぎます。

・天井高が3mmあり一般的なクリニックより空間の広さがあります。

・治療後、ディスポーザブルの器具は全て処分し器具や診療室の消毒・滅菌を徹底するとともに、患者様が触れる可能性のある部分はドアノブ等毎回消毒を行なっています。この際、ヨーロッパの厳しい検査をクリアして世界中で広く用いられているドイツのデュールデンタル社のシステムを使用し、院内の消毒を行なっています。

・受付の窓を開けて換気を行なっています

・セントラルシステムの口腔外バキュームを導入致します。

当院では開業当初より衛生面には配慮をしており新型コロナウイルスのためにというだけではなく、全ての感染症拡大予防のために十分な滅菌システム器具の確保をいたしております。ご安心して治療・検診を受診されて下さい。

皆さんの口腔内を良くさせて頂くことで、健康の向上に関われればと考えております。

投稿日:2020年5月22日

新型コロナウイルスを含む当院の感染症対策について ③

ハンドピース(歯を削る機械)も複数台所持しているため、昨今ニュースで散見されるような使いまわしはありません。またタービンと呼ばれる歯を削る機械(歯を削るときにチュイーンと大きな音をたてるあれです)を使用すると空気を押し出す力を使用するため新型コロナウイルスを含むエアロゾル感染を起こすリスクが上がる可能性があります。5倍速と呼ばれているハンドピースを使用するようにしています。モーターの力で歯を削るため感染症対策にタービンより優れていると考えらえます。こちらの機械も複数台あります。

投稿日:2020年5月22日

新型コロナウイルスを含む当院の感染症対策について ②

来院されたら、入口すぐの場所に手指のアルコール消毒剤を設置しております。お手間でないのであれば手洗いをしてからアルコール消毒をお願いいたします。新型コロナウイルス対策のため。

待合室、治療をしていない時にはマスクの着用をお願い致します。私も治療のご説明等はマスクを外し、皆様とお話をしたいのですがしばらくの間はマスク着用、かつフェイスガードもしくはゴーグル・拡大鏡をつけたままお話させて頂きます。(圧迫感があるかもしれませんが申し訳ありません。)咳やくしゃみをされる時には咳エチケットをお願いします。

参考:厚生労働省HPhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html

治療を受診されるときですが、使い捨てにできるものは極力使い捨てのものにして衛生的にしております。(当然患者さんごとに破棄しております)使い捨てでないものについての当院の滅菌・消毒についてです。

ハンドピース(歯を削る機械)の滅菌操作を確実に行う為の自動洗浄・注油システムを使用しています。こちらの機械を使用しないと手作業になるのですが、ハンドピース内に汚染物質が残ってしまう、また注油時にエアロゾル感染を起こしてしまう可能性があるため感染予防に有効です。当院では開業当初から衛生面に力を入れておりますので、滅菌機を複数台所持しております。滅菌し細菌・ウイルス(新型コロナウイルスを含む)を殺滅した後に滅菌パックに個包装しております。

 

投稿日:2020年5月22日

新型コロナウイルスを含む当院の感染症対策について ①

院長の高木です。緊急事態宣言の発令に伴い、不急の治療や検診のご協力を頂き誠にありがとうございます。一時的なものだと考えますが新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者数も都内では減少してきました。当院でも次のピークに向けて大型の口腔外バキュームの導入を決定致しました。当院では天井高も3mm程あり一般的な歯科クリニックより空間の広さがあり密閉され難い環境ですがより安心してご来院頂けるよう、これからも感染管理をしっかりとしていく所存でございます。

当院のHPトップに載せてあります新型コロナウイルス対策のページになりますが、改めてこちらのブログにも追加して更新させて頂きます。

4月30日日本歯科医師会より、現時点での歯科治療を通じて患者が新型コロナウイルスに感染した例は一件もない。との発表がありました。

当院においては徹底した感染管理、空間の確保をした安全な診療体制を整えております。ですが、ご予約のない方、感染症状のある方の診療の規制をさせて頂いております。

併せてご来院時にはマスクの着用を皆様にお願いしております。

新型コロナウイルス感染症が疑われる方

以下の症状がある方は一旦治療をキャンセルいただき『東京都 新型コロナウイルス感染症電話相談窓口』にご相談ください。

・息苦しさ、強いだるさ、高熱などの強い症状のいずれかがある

・高齢者や基礎疾患がある人で、発熱やせきなどの比較的軽い風邪症状がある

・比較的軽い風邪が続く(4日以上・高齢者はすぐに)場合

・その他、味覚・嗅覚障害などご不安な方

複数の基礎疾患をお持ちで服薬が多岐にわたるご年配の方の緊急事態宣言期間中の積極的な治療は控えさせていただきます。ご希望があれば大学病院等にご紹介を致しますが、病院の状況によってはご期待に沿えないことがございます。

 

コロナが流行っている今は定期健診や治療を控えようと、我々医療従事者も考えていましたし、皆様におかれても同様だと思います。しかし緊急事態宣言が終了しても、新型コロナウイルスが世界から消えるわけではありません。季節性の風邪やインフルエンザ同様、一生の付き合いをしなければいけない可能性があると考えます。

一生歯医者に行かないというわけにもいかないです。(健康の質の低下がおきます)

患者さん皆様の協力、同時に当院の感染管理があれば当院での感染が発生する可能性はかなり低いものと考えます。

 

投稿日:2020年5月22日

インビザラインGo

院長の髙木です。歯並びについて、実は気になっていた。という方は非常に多くの方に当てはまると思います。歯並びが悪くて見た目が気になる、歯ブラシがうまく当てられないのでむし歯や歯周病にならないか心配だ、というお声をよく聞きます。

でも、ワイヤーが入ると見た目も気になるし価格も…。とお考えになると思います。そのため今回当院ではインビザラインGoというマウスピース矯正システムの導入をすることに致しました。

今までにもインビザラインというマウスピース矯正は耳にしたことがあるかと思いますが、インビザラインで得たデータをもとに2018年にスタートされたシステムです。

マウスピース矯正なので目立ちにくく、ワイヤーがないので歯ブラシによるお手入れがしやすいです。主に大人の方の前歯を美しくすることを目的としており、治療期間、価格を従来のものより抑えることができます。詳しくは院長までお気軽にご相談下さい。

お子様には従来通りのワイヤーを用いた矯正をお勧め致します、こちらは矯正専門医とご相談をさせて下さい。

投稿日:2020年5月20日

新型コロナウイルスを含めた感染症対策

こんにちは、院長の高木です。今回は感染症対策についてお話をしたいと思います。
まずは「スタンダードプレコーション」という考え方についてです。これは{血液及び全ての体液排出物および分泌物(汗を除く)損傷のある皮膚粘膜は感染性物質として扱う}というものなのですが、汗以外のだいたいのものは感染源となりえるよ、というものです。医療現場における感染症についての心構えのようなものです。一般生活にはあまりなじみがないですね。
次に、消毒についてです。よく石鹸等に殺菌、消毒と書いてあります。医療現場で重要なのは滅菌です。何が違うのかですが。言葉の定義として
滅菌:物理的もしくは科学的な力を使い、芽胞を含む全ての全ての微
生物を殺滅する

消毒:病原性のある、あるいはその他の微生物を殺滅すること。
ただし必ずしも全ての生物を殺滅する必要性はない。
滅菌と比較すると殺滅能力は低い。
滅菌は一つの細菌ウイルス真菌も残さない、殺菌消毒はある程度の量を減らすのが目的となります。
院内の滅菌を考えると芽胞を殺滅できるかどうかがカギになります。芽胞というのは細菌の卵のようなものと思ってください。微生物の耐性(強さ)を有名な微生物で考えると
①芽胞>②ヒト型結核菌>③HIVやコロナウイルス

①を殺滅できるのはオートクレーブ等の滅菌器やグルタラールアルデヒド等の薬剤。歯科での滅菌は薬剤でなく滅菌機がほとんどです。
②は次亜塩素酸やポピドンヨード、アルコール等の中水準消毒
③はクロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム等の低水準消毒

耐性(強さ)だけで考えるとHIVやコロナウイルスは「弱いウイルス」です。感染を広げる能力が高いのが問題点ですが。
今回の新型コロナウイルス対策ですが、マスクは自分から他人へうつさないためのもの。風邪と一緒で手洗いうがい、手指のアルコール消毒有効。人が多い所へは行かない。
と、なると思います。当院につきましては、通常通り器具の滅菌を行い、手洗い手指のアルコール消毒をしっかりと行ってい参ります。
口腔内の健康を通じて地域の皆さんのお身体の健康に繋がりたいと思っています。

投稿日:2020年3月3日

コンポジットレジン

院長の高木です。先日の22日はセミナー参加のためお休みを頂きました。全10日の講義を受講し、実習を行うものでした。受講生は北海道から九州まで全国から集まり、全ドクターが熱心に勉強をしてました。
さて、表題のコンポジットレジンですが普及してきたのはこの30年程の虫歯の治療法です。それまではセメント充填、金箔充填、アマルガム充填(水銀)銀歯の詰め物を型取りして詰める、といったのが虫歯の治療でした。
どの治療も、歯と異なる色合いをしている。歯を削る量が多い。予後(治療したあとの成績)が悪い。
等の欠点がありました。それらを解決する方法がコンポジットレジンによる虫歯の治療です。
虫歯部位だけを取り除き、歯と同じような詰め物を接着剤でくっつけよう。というコンセプトです。
このコンポジットレジンという詰め物、またくっつけるための接着剤の開発、進化には日本の大学、また企業が深く関わっております。まさに日本が世界に誇るべきものだと考えてます!
私の参加していたセミナーには、世界的にも著名な田上順次先生もお見えになりました。主宰されている先生が同医局ご出身で様々な研究発表、ご講演で全国ひっぱりだこの田代浩史先生です。
何かお困りのこと、コンポジットレジンで治療をしてみたい、等がありましたら院長の高木までお気軽に申し付けて下さい!

投稿日:2020年2月25日

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